Waterproof

通気緩衝工法と密着工法
ウレタン防水でどちらを選ぶか

ウレタン防水の見積書に「密着工法」と書いてあるか「通気緩衝工法」と書いてあるかで、㎡単価は2,000円以上違います。安いほうを選んで数年で膨れる、ということが起きます。

2つの工法の違い

密着工法

下地に直接ウレタンを塗り重ねる方法です。工程が少なく、単価も抑えられます。下地が乾いていることが前提の工法です。

通気緩衝工法

下地の上に通気層のあるシート(通気緩衝シート)を敷き、その上にウレタンを塗ります。屋上には脱気筒を設けて、下地に残っている水分の逃げ道を作ります。

下地が湿っていても施工でき、防水層が下地の動きに追従しやすくなります。そのぶん材料と手間が増えるため単価は上がります。

密着工法通気緩衝工法
㎡単価の相場(税抜)3,000〜5,500円5,500〜8,000円
下地の含水乾いていることが前提湿っていても施工可
脱気筒不要必要(屋上の場合)
向く場所ベランダなど小面積・新規屋上・改修・下地に不安がある場合
※ 単価は名古屋市周辺で公開されている防水業者の情報を参照した相場の目安で、当社の価格表ではありません。すべて税抜表示です。

密着工法で膨れが出る仕組み

コンクリートやモルタルの下地は、見た目が乾いていても内部に水分を含んでいます。その上に密着工法でウレタンを塗ると、水分が逃げ場を失います。

日射で下地の温度が上がると、内部の水分が水蒸気になって体積が増えます。行き場のない水蒸気が防水層を内側から押し上げる。これが膨れです。

膨れた部分は下地との縁が切れているため、歩いたときに割れて、そこから水が入ります。1〜3年で出ることもあります。

こういう場合は通気緩衝工法を検討します

下地の含水はどう確認するか

高周波式の水分計を当てる方法があります。ただし数値だけで断定はできません。建物の履歴、雨漏りの有無、既存防水が何層重なっているか、前回いつ施工したかを合わせて判断します。

見た目が乾いているから密着でいい、という判断はできません。改修の場合は特に、既存を一部めくって下を見ることもあります。

見積書で確認すること

「ウレタン防水」とだけ書かれている見積書では、どちらの工法か分かりません。工法名、通気緩衝シートの有無、脱気筒の数量が書かれているか確認してください。金額差の理由が説明できない業者は、工法を決めずに見積もっている可能性があります。

よくある質問

ベランダでも通気緩衝工法が必要ですか?

面積が小さく下地が乾いていれば、密着工法で問題ないことがほとんどです。ただし既に雨漏りが出ている場合や、既存防水の上に重ねる場合は通気緩衝を検討します。

脱気筒は何個必要ですか?

一般に50〜100㎡あたり1個が目安とされています。屋根の形状と勾配によって位置を決めます。

密着工法で膨れたら保証されますか?

保証の範囲は契約によります。下地の含水が原因とされると免責になっている場合があるため、契約前に書面で確認してください。

写真1枚から、状態を確認します。

工事をするか決めていない段階でも構いません。見るべき箇所を整理してお伝えします。現地調査・お見積りは無料です。

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