Estimate

外壁塗装の見積書の読み方
項目ごとに何を確認するか

3社から見積りを取って、総額が60万・85万・120万だった。この3つを比べるには、総額ではなく中身を同じ単位に揃える必要があります。

まず面積を確認する

見積書の一番上で確認すべきは、金額ではなく外壁面積です。

同じ建物なのに、A社150㎡、B社180㎡と書かれていることがあります。計測方法の違い(開口部を引くかどうか)で差が出ますが、20%以上開きがあるなら、どちらかが実測していない可能性があります。

面積の目安

外壁面積は、延床面積 × 1.2〜1.4 が概算の目安とされています。延床30坪(約99㎡)なら、120〜140㎡程度。

これと大きく外れている場合は、根拠を聞いてください。

項目ごとの確認点

項目確認すること
足場仮設㎡単価と数量。架面積は(外周+8m)×高さ が概算の目安
高圧洗浄㎡単価。面積が外壁面積と一致しているか
下地補修ひび割れ補修の数量(m)と方法。「一式」でないか
シーリング打ち替えか増し打ちか。長さ(m)が書かれているか
下塗りメーカー名・商品名。2回塗りが必要な状態か
中塗り・上塗りメーカー名・商品名・塗布量または缶数
付帯部部位ごとに分かれているか。「一式」でないか
廃材処分計上されているか
諸経費総額に対して何%か

「一式」が多い見積書

「外壁塗装工事 一式 650,000円」。これでは何も比較できません。

一式が使われる正当な場面もあります。たとえば範囲が確定しない下地補修や、少額の雑工事です。しかし主要な工程が一式でまとめられている場合は、数量と単価を聞いてください。

聞いて出てこない、または「うちはそういう出し方をしていない」という返答であれば、その業者は数量を把握していない可能性があります。

安い見積書のどこを見るか

総額が安い理由は、だいたい次のどれかです。

総額だけの比較が危ない理由

60万円のA社と85万円のB社を比べて、A社を選んだとします。A社が下塗り1回・付帯部なし・シーリング増し打ちで、B社が下塗り2回・付帯部あり・シーリング打ち替えだった場合、この25万円の差は「高い」のではなく「やることが違う」という差です。

同じ土俵に揃える方法

  1. 各社の外壁面積を確認する
  2. 主要項目を㎡単価に分解する(金額 ÷ 数量)
  3. 塗料の銘柄を調べて、耐用年数を揃える
  4. 含まれていない項目を洗い出す
  5. そのうえで総額を比べる

他社様の見積書を持ってきていただいても構いません

何がどう違うのかを、㎡単価に分解してご説明します。その結果、他社様のほうが妥当だと判断すればそう申し上げます。当社で工事をしていただくかどうかは、そのあとのご判断です。

よくある質問

見積書を他社に見せてもいいですか?

問題ありません。相見積もりは発注者の当然の権利です。ただし他社の見積書をそのまま値引き交渉の材料にすると、金額だけ下げて工程を減らされることがあります。

諸経費は何%が妥当ですか?

一般に総額の5〜15%程度とされています。ただし何が含まれるか(保険、運搬、廃材処分など)で幅があるため、内訳を聞いてください。

一番安い業者を選んで大丈夫ですか?

内容が同じなら問題ありません。同じ仕様で比較して安いのであれば、それは正当な差です。確認すべきは総額ではなく、何をやるかです。

写真1枚から、状態を確認します。

工事をするか決めていない段階でも構いません。見るべき箇所を整理してお伝えします。現地調査・お見積りは無料です。

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