何社が適切か
3社程度が一般的です。
- 1社では、比較の基準がない
- 2社では、どちらかが極端でも気づけない
- 3社あれば、外れ値が見える
- 5社を超えると、対応の手間が大きくなる
訪問販売、地元の工務店、塗装専門店など、業態の違う会社を混ぜると、価格構造の違いが見えます。
条件を揃える
何も指定しないと比較できません
「外壁塗装の見積りをお願いします」とだけ伝えると、各社が違う前提で見積もります。塗料のグレードも、付帯部の範囲も、シーリングの仕様も揃いません。金額が違うのは当たり前になり、比較の意味がなくなります。
最低限、揃えて伝えること
- 塗料のグレード(シリコン・フッ素など)
- 屋根も含むかどうか
- シーリングは打ち替えか増し打ちか
- 付帯部をどこまで塗るか
- 希望する工事時期
1社目の見積りが出たあと、その内容を条件として2社目以降に伝える、という方法もあります。
相見積もりであることを伝えるか
伝えて構いません。むしろ伝えたほうが、各社が比較を意識した見積りを出します。
ただし他社の金額をそのまま見せるのは慎重にしてください。金額だけを下げるために、工程を減らされることがあります。
同じ土俵に揃える手順
- 各社の外壁面積を確認する
- 主要項目を㎡単価に分解する(金額 ÷ 数量)
- 塗料の商品名を調べ、グレードと耐用年数を揃える
- 含まれていない項目を洗い出す
- そのうえで総額を比べる
面積が20%以上違う社があれば、算出方法を聞いてください。
金額以外で見ること
- 誰が現地を見たか。営業か、技術者か
- どこまで見たか。屋根に上がったか、床下は、小屋裏は
- 説明の具体性。症状と対策が結びついているか
- 不要な工事を止めたか。全部やりましょう、ではないか
- 見積書の書き方。数量と単価が書かれているか
- 契約を急がせないか
断り方
相見積もりを取れば、断る会社が出ます。気まずく感じる必要はありません。
伝え方の例
「今回は他社にお願いすることにしました。ご対応いただきありがとうございました」
理由を詳しく説明する義務はありません。しつこく食い下がられる場合は、それ自体がその会社を選ばなくてよかった理由になります。
値引き交渉について
安くなる分、何かが減ります
見積書は数量と単価の積み上げです。そこから値引きするということは、どこかの数量か単価を減らすということです。
「今なら○万円引き」という提示は、最初の金額に値引き分が乗っていた可能性があります。
値引きを求めるより、工事の範囲を調整するほうが健全です。付帯部の一部を外す、屋根を次回に回す、といった判断であれば、何を減らしたかが明確になります。
当社は相見積もり前提のご相談も歓迎します
他社様のお見積りを見せていただいても構いません。何がどう違うのかを、㎡単価に分解してご説明します。その結果、他社様のほうが妥当だと判断すればそう申し上げます。当社で工事をしていただくかどうかは、そのあとのご判断です。
よくある質問
同じ日に何社も呼んでいいですか?
時間をずらせば可能ですが、1社あたり1時間前後かかります。日を分けたほうが、落ち着いて話を聞けます。
見積りを取っただけで断ってもいいですか?
問題ありません。見積りは無料で提供されるものです。
一番安い業者を選んで大丈夫ですか?
内容が同じであれば問題ありません。確認すべきは総額ではなく、何をやるかです。