契約書に記載されるべき項目
| 項目 | 確認すること |
|---|---|
| 工事名称・場所 | 対象の建物と範囲が特定されているか |
| 工事内容 | 見積書を添付し、内容を契約の一部としているか |
| 請負代金額 | 税込・税抜の別が明記されているか |
| 支払条件 | 着手金・中間金・完了金の割合と時期 |
| 工期 | 着工予定日と完了予定日 |
| 変更・追加 | 発生したときの手続き(書面での合意) |
| 天候等による延期 | 工期が延びた場合の扱い |
| 瑕疵・保証 | 対象範囲、年数、免責事項 |
| 解除の条件 | どういう場合に解除できるか |
| 紛争の解決方法 | 協議、管轄裁判所など |
支払条件
工事の規模によりますが、住宅の外壁塗装では着工時と完了時の2回払い、または完了後一括が一般的です。
全額前払いは避けてください
着工前に全額を支払う条件は、リスクが一方的です。工事が中断した場合、支払った金銭を取り戻すのが難しくなります。材料代として一部を先に、という説明であっても、全額を求める理由にはなりません。
追加・変更の扱い
外装工事では、着工後に想定外の劣化が見つかることがあります。下地補修の範囲が広がる、シーリングの打ち替え量が増える、など。
重要なのは、その場で口頭で決めないことです。
追加が出たときの正しい流れ
- 業者が、見つかった状態を写真で示す
- 必要な工事と、その金額を書面で提示する
- 施主が判断する(やる/やらない/範囲を絞る)
- 合意した内容を書面に残す
- 着工する
「あとで請求書に載っていた」という事態を防ぐための手順です。
保証の条項
保証年数だけでなく、何が対象で、何が対象外かを確認してください。
- 対象:塗膜の剥がれ、膨れ、著しい変色など
- 免責の例:天災、第三者による損傷、下地の構造的な問題、施主による改変、経年による通常の劣化
下地が原因の不具合を免責にしている保証書は珍しくありません。その場合、実質的に何が保証されるのかを聞いてください。
建設工事標準請負契約約款
国が定めた標準的な約款があり、民間工事向けのものも公表されています。小規模なリフォームでは簡略化した契約書が使われることが多いのですが、考え方の基準として参照できます。
書面がない場合
契約書を交わさずに工事を進めることは、避けてください。トラブルが起きたとき、何を約束したかを示すものがありません。
業者が契約書を用意しない場合、見積書に工期・支払条件・保証を追記してもらい、双方が署名するだけでも記録になります。
当社の契約
現地調査とお見積りのあと、検討していただく時間を取ります。ご依頼をいただいてから契約書をお出しし、工期・支払条件・保証の範囲をご説明したうえで締結します。着工後に追加が必要になった場合は、着工前に写真と金額をお示しします。
よくある質問
契約書は誰が用意しますか?
通常は施工業者が用意します。内容に不明な点があれば、署名前に質問してください。
印紙は必要ですか?
請負金額によっては収入印紙が必要です。金額の区分は国税庁の資料でご確認ください。
着手金の相場は?
工事金額の3〜5割程度が一般的ですが、業者によります。全額前払いは避けてください。